<軽症頭部外傷>
☆ステープラーで本処置する前にガーゼで仮処置をし頭部CTを施行する(ステープラーでartifactになってしまうため)。
☆老人なら頭部CTを行い、慢硬予防に1ヵ月後の脳外科受診を指示する。
☆CTはTraumaABCDEsのうち1つあれば行う。
①toddler:よちよち歩き2歳以下のたんこぶ→2歳以下の軽度頭部外傷は基本CT!!
②repeated vomitting
③accelerated headache
④unknown mechanism:受傷機転不明
⑤multiple trauma
⑥amnesia:健忘
⑦alteredLOC:意識消失や意識障害
⑧batterd child:虐待
⑨convulsion:痙攣
⑩drug/EtOH:抗凝固薬など
⑪elderly→高齢者の軽度頭部外傷は基本CT!!
⑫skull fx sign:頭蓋底骨折
☆脳震盪は数秒の意識消失なら1週間は運動禁止(second impact synd)。
☆頭蓋底骨折の徴候は、①パンダの目、②耳介後部血腫(battle sign)、③二重丸の鼻血
☆頭部CTで血腫はCT値が50程度(ROIで囲んで、Max,Min,Avgを見る)。血腫は骨条件で写らなくなる。骨条件で映れば石灰化。
☆乳幼児は顔色いいか、号泣あるか、機嫌よいか、目線合うか、手足動かすかで判断する。
☆脳出血や脳挫傷あれば、痙攣予防としてホストイン静注(体重50㎏で12mlを生食48mlに溶いて18分で投与)、止血剤としてチチナ,リカバリン静注。受傷後1,3,6,12時間後に頭部CTをfollowし、意識レベル低下、アニソコ、出血の拡大(硬膜下血腫の増大や血腫の増大→脳溝の減少→正中偏位→瞳孔左右差)があれば脳外科callしグリセオール投与。不穏時はホリゾン/ドロミカム/プロポフォールで鎮静(頭部外傷では不穏になりやすい)。
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