☆内視鏡の肉眼分類
・逆流性食道炎
GradeA:5mmを超えない発赤
GradeB:5mm以上の発赤が1箇所以上
GradeC:複数の粘膜襞を超えて発赤、全周の3/4を超えない
GradeD:全周の3/4を超える発赤
・静脈瘤
L(場所):Ls:上部、Lm:中部、Li:下部、Lg-c:噴門輪に近接、Lg-f:噴門輪と離れた胃静脈瘤
F(形態):F0:静脈瘤なし、F1:直線状、F2:連珠状、F3:結節状
C(色調):Cw:白色、Cb:青色、血栓化してる時はCw-Th,Cb-Thと記す
RC(発赤):RC-:発赤なし、RC+:ごく少数、RC++:+と+++の間、RC+++:全周に多数
粘膜所見:E:びらん、UI:潰瘍、S:瘢痕
治療対象はF1RC++、F2RC+、F3RC-以上のもの
cf)肝機能異常認めない場合は単なる静脈拡張の場合あり
・胃潰瘍
A1:厚い黒色の苔、辺縁の浮腫著名、出血あり
A2:辺縁浮腫軽減、白色輪、充血輪
H1:白苔が薄い、ひだの集まりあり
H2:潰瘍底が盛り上がる、薄い白苔
S1:赤色瘢痕
S2:白色瘢痕
・胃癌
0型:m癌
1型:腫瘤型
2型:潰瘍限局
3型:潰瘍浸潤
4型:びまん浸潤
5型:分類不能
・早期胃癌(m癌、0型胃癌)の分類
0I:隆起型(正常粘膜の高さの2倍以上、2倍以下は0IIa)
0IIa:表面隆起
0IIb:表面平坦
0IIc:表面陥凹
・胃ポリープ
山田I型:隆起の起始部が滑らかで明確な境界線なし
山田II型:隆起の起始部が明確だがくびれなし
山田III型:隆起の起始部にくびれあるが茎なし
山田IV型:茎のあるもの
・大腸ポリープ
Ip:茎あり
Isp:隆起の起始部にくびれあるが茎なし
Is:隆起の起始部が明確だがくびれなし
IIa:隆起の起始部が滑らかで明確な境界線なし
IIb:平坦なもの
IIc:陥凹なもの
LST:小さなポリープが塊になり側方に発育している
LST-G:従来のポリープがいくつも集まっている
LST-NG:平坦な病変が集まっている
・胃のNBI
SEC(粘膜上皮直下毛細血管):癌化すると蛇行、間延び、ループ、口径不同
MCE(腺窩辺縁上皮):癌化するとギザギザ、口径不同、消失
・大腸のpit pattern
I:円形
II:星状、乳頭状→過形成性ポリープ
IIIs:正常より大きな円形→管状腺腫
IIIL:正常より大きな円形、管状→腺腫、m癌
IV:脳回状→管状絨毛腺腫
VI:不整なpit→m癌、sm微小浸潤癌
VN:無構造→sm浸潤癌
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