☆酸素指示
①通常の場合:
「SpO2 93-97%を維持するように酸素増減」
もしくは、
「SpO2 90%未満ならO2開始。90%以下なら1Lずつup、97%以上なら1Lずつdown。Max10L、適宜offも可。」と記載する。
酸素
~4L:カヌラ
5~7L:マスク
8L~:リザーバーマスク
(*気切の場合は当然ながらこの指示はいらない)
②COPD既往ありの場合:
SpO2 88-92%を維持するようにカヌラ0.5Lずつ酸素増減。5L以上は以下の通り変更。
~4L:カヌラ
5~7L:マスク
8L~:リザーバーマスク
cf)酸素指示は正常ならSpO2:93-97%、COPDなら88-92%を保つように酸素増減が正しい。
理由:SpO2 98%=PaO2 100mmHg、SpO2 98-100%=PaO2 100-500mmHg⇒SpO2≧98%では高酸素血症が生じている可能性があるため、少なくとも97%以下に制限する。高酸素血症はCO2ナルコーシス、活性酸素による肺傷害、吸収性無気肺などの有害事象リスクがある。重症患者において高酸素血症は死亡リスクが増加する報告が多数あり、低酸素血症よりも死亡率が高まる報告も複数ある。
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