ページビューの合計

2014年9月17日水曜日

蕁麻疹

<蕁麻疹>
☆どんな些細なアレルギー歴(かぜ薬で蕁麻疹etc)でもある場合は、抗生剤投与時の10分の見守りは必須。さらにどんな些細な異変でもバイタルチェック。
☆原因不明の蕁麻疹は新たに開始された薬剤をチェックする!肝機能異常あれば強ミノやウルソを使う。
☆肥満、DMが蜂に刺されて蜂窩織炎を合併することあり。
☆基本はⅠ型アレルギーだが、青魚が古くなってヒスタミン様物質によるアナフィラシー様反応もある(青魚アレルギーではない)。
☆呼吸困難がないか必ず確認すること。
☆呼吸困難やバイタルの変化(血圧低下や洞性頻脈)があれば、外液を全開投与し、ボスミン0.3mg/0.3mlを上腕外側(肩)か大腿外側に筋注する。皮下注は間に合わないので禁忌。ヒスタミンにより血管透過性が亢進するため外液投与は必ず必要。
☆なければ、生食100mlにポララミン5mg、ソルメルコート40㎎、ネオファーゲン20mlを混注して30分で投与し、軽快すればポララミン2mg2錠分2を処方し帰宅。ステロイドは即効性なく、2峰性反応の予防に投与する。
☆37℃台の発熱と同時の発疹なら風疹かも(融合のない発赤伴う小丘疹、舌裏の出血斑、後頸部リンパ節(耳の後ろのリンパ節)腫大ないか見る、IgM/IgGで確定診断)。
☆妊婦or夫が風疹疑いなら、産科主治医に紹介状と来院前の予約を絶対にさせる。
cf)風疹ワクチンについて
・HI抗体価16倍以下なら予防接種を。
・風疹単独ワクチンがあるが、麻疹予防も考えればMRワクチン接種推奨。
・MRワクチンは小児も成人も接種量は同じ。
・MRワクチン接種歴がなければ4週間の間隔で2回推奨(Primary vaccine failureを防ぐため)。接種歴あれば1回でも可。
・抗体価を測定して低ければ接種が理想だが、検査に時間と費用がかかるので心配なら、直接MRワクチン接種が良い。

0 件のコメント:

コメントを投稿