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2014年9月17日水曜日

健診で尿潜血陽性が出た場合


☆健診で尿潜血陽性が出た場合
・±なら経過観察。
・1+以上なら再検し、陰性もしくは沈査で赤血球5個/HPF以下なら経過観察。
・再検にて1+以上もしくは沈査で赤血球5個/HPFの場合:
 ①尿蛋白陽性やeGFR低下認めるときは腎臓内科紹介
 ②①以外で尿路上皮癌のリスクある場合は泌尿器科紹介
 ③①②以外なら腎臓超音波検査と尿細胞診を施行し所見なしなら経過観察。所見あれば泌尿器科紹介。
cf)
・検診は特定の病気を発見する目的で行うもの。例)子宮がん検診など
・健診で偶然発見された血尿をチャンス血尿という。
・血尿とは尿中赤血球20個/μL以上、尿沈渣で赤血球5個/HPF以上を指す。これは試験紙法で1+にあたる。
・試験紙法での±は尿中赤血球10個/μLを指す。
注)尿路上皮癌のリスクファクター:40歳以上の男性 / 喫煙歴 / 化学薬品暴露 / 肉眼的血尿 / 泌尿器科系疾患 / 排尿刺激症状 / 尿路感染の既往 / 鎮痛剤(フェナセチン)多用 / 骨盤放射線照射既歴 / シクロホスファミド治療歴
注意)健診ですることは、①目の結膜を見る、②首のリンパ節を蝕知する、③聴診する(女性の場合は服の上からでも可。胃透視の人はベッドに横になってもらって腹部診察する。)

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