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2014年9月17日水曜日

義歯誤飲

<義歯誤飲>
☆誤飲後何時間経過か、むせや咳込なかったか聞く。
☆胸腹部レントゲンで気管内にないことを確認し、腹部CTでTreiz靭帯より上にあればGIF。
☆療養病院での脱落歯誤飲の対処
・気管内にある場合(誤嚥)や気道内にあることが否定できない場合は気管支鏡による摘出が基本。
・気管内への誤嚥は肺炎、気道潰瘍や穿孔、無気肺による急変の可能性あり(状態によってはICし経過観察のことも)。
・胃内にある場合は90%が2週間以内に便とともに排泄されるので経過観察でよい(胃穿孔や腸閉塞の可能性も稀だがあることはICしどうするか検討してもよい)。
・食道内にある場合は数日たっても食道内に停留しているなら内視鏡的異物除去を行う(経過観察し胃内に落ちた場合は経過観察でよい)。穿孔し縦隔炎の原因になりえる。
・脱落歯でも部分義歯など先端が鋭利な場合は胃内であっても可能なら摘除した方がよいかもしれない。
・消化管異物が穿孔を引き起こす頻度は1-3.3%程度とされる。
参考)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaem/34/7/34_1341/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsg/24/4/24_4_360/_pdf
http://www.kashima-dc.jp/case/pdf/1411.pdf

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