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2014年8月17日日曜日

心電図のpitfall

cf)心電図のpitfall
  ・ST変化は基本は2㎜以上
  ・下壁梗塞ではreciprocal changeが70%で見られる(特にaVLのST低下)
  ・下壁梗塞を見たら右側誘導(左にある胸部誘導をすべて右に対称移動)で右室梗塞がないかを見る
  →特にⅢのST上昇が高いときは右室梗塞疑う
  →右室梗塞があれば上行大動脈の解離を探す(StandfordAではRCAを噛みやすい)
  ・V1-3のST低下とR増高あれば後壁梗塞を疑って、背中の誘導も(V7-8)。
  ・LAD狭窄ではV1-4でT波が上がって、下がっての2峰性
  ・良性早期再分極(benign early repolarization)では①若い人、②V2-5のST上昇、③四肢誘導のみは稀、④経時変化なし、⑤ミラーイメージなし
  ・心外膜炎のST上昇もイラーイメージなし。ⅡⅢaVfでPRが基線より下があれば心外膜炎。
  ・高KのテントTは左右対称でツンツン、頻脈/除脈→T波増高→wideQRS
  ・中枢神経病変ではV1-4で巨大陰性T波(giant cerebral T)
  ・RBBBはV1でM字型+ウサギ耳型陰性T波
  ・LBBBはV6でM字型+ウサギ耳型陰性T波
  ・脚ブロックのときはST変化評価できない→新たに脚ブロックが出たときは虚血疑う。
  ・PEではSⅠQⅢTⅢが有名だが、V1-3のnegativeTの方が有用→心エコーで右室拡大ないか見る→あれば胸部造影CT
cf)健診で偶然見つけた場合に循環器紹介が絶対必要な波形

引用元:http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/medical_info/science/201405.html

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