cf)心電図のpitfall
・ST変化は基本は2㎜以上
・下壁梗塞ではreciprocal changeが70%で見られる(特にaVLのST低下)
・下壁梗塞を見たら右側誘導(左にある胸部誘導をすべて右に対称移動)で右室梗塞がないかを見る
→特にⅢのST上昇が高いときは右室梗塞疑う
→右室梗塞があれば上行大動脈の解離を探す(StandfordAではRCAを噛みやすい)
・V1-3のST低下とR増高あれば後壁梗塞を疑って、背中の誘導も(V7-8)。
・LAD狭窄ではV1-4でT波が上がって、下がっての2峰性
・良性早期再分極(benign early repolarization)では①若い人、②V2-5のST上昇、③四肢誘導のみは稀、④経時変化なし、⑤ミラーイメージなし
・心外膜炎のST上昇もイラーイメージなし。ⅡⅢaVfでPRが基線より下があれば心外膜炎。
・高KのテントTは左右対称でツンツン、頻脈/除脈→T波増高→wideQRS
・中枢神経病変ではV1-4で巨大陰性T波(giant cerebral T)
・RBBBはV1でM字型+ウサギ耳型陰性T波
・LBBBはV6でM字型+ウサギ耳型陰性T波
・脚ブロックのときはST変化評価できない→新たに脚ブロックが出たときは虚血疑う。
・PEではSⅠQⅢTⅢが有名だが、V1-3のnegativeTの方が有用→心エコーで右室拡大ないか見る→あれば胸部造影CT
cf)健診で偶然見つけた場合に循環器紹介が絶対必要な波形
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